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主に映画の話しかしません。

好きな映画『ローズマリーの赤ちゃん』

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好きな映画の紹介でも。今回はロマン・ポランスキーの「ローズマリーの赤ちゃん

1960年代に実際に起こった薬害事件「サリドマイド事件」に着想を得て作られた、女性の妊娠恐怖と強迫観念を描いたホラー映画。以下はあらすじ。

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マンハッタンの古いアパートに、若い夫婦者が越してきた。やがて妻のローズマリーは身篭もり、隣人の奇妙な心遣いに感謝しながらも、妊娠期特有の情緒不安定に陥っていく。彼女は、アパートで何か不気味なことが進行している、という幻想にとり憑かれていた……。

ポーランド出身の映画監督ロマン・ポランスキーが、アメリカ進出一発目に製作した恐怖映画。舞台となる洋風建築のアパートは、ジョン・レノンマーク・チャップマンに射殺された場所としても有名な「ダコタ・ハウス」。

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このいわくつきの場所を舞台に、ミア・ファロー演じるローズマリーが「悪魔教の信者たちに自分の赤ちゃんが奪われる」という妄想に取り憑かれおかしくなっていくのだが、このストーリーライン自体は、同じくポランスキー監督が撮った恐怖映画「反撥」を下地にしている。言ってみれば、本作は反撥のセルフリメイクのような作品だ。

この映画、妊娠中の妻が悪魔教の教徒に襲われるという内容を描いているのだが、この映画が公開された翌年の69年、恐ろしいことに、映画で描かれた内容と全く同じことがポランスキー監督とその妻シャロン・テートの身に降り注ぐことになる。いわゆる、「シャロン・テート殺害事件」である。カルト教祖チャールズ・マンソン率いるマンソンファミリーが起こしたこの凄惨な殺人事件の発生によって、本作は虚構が現実となった呪われた映画として扱われるようになる。

余談ではあるが、今年公開予定のタランティーノの新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は、このシャロン・テート殺人事件を元にした内容となるようで、映画にはラファル・ザビエルチャ演じるロマン・ポランスキーの登場も決定しているとか。

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