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主に映画の話しかしません。

好きな映画『AKIRA』

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好きな映画の紹介でも。今回は大友克洋の「AKIRA

漫画とアニメーション、二つの分野で天才の名を欲しいままにし、その後のカルチャー文化を変えてしまった時代の革命児こと、大友克洋が送るサイバーパンクアニメ。以下はあらすじ。

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2019年、ネオ東京。金田をリーダーとするバイクの一団は進入禁止の高速道を疾走していた。しかし、先頭にいた島鉄雄は突然視界に入った奇妙な小男をよけきれずに転倒、負傷する。小男と鉄雄は直ちに現れたアーミーのヘリに収容され飛び去ってしまった。翌日、鉄雄を捜す金田は、少女ケイと出会う。彼女は反政府ゲリラの一員で“アキラ”という存在を追っていた。その頃、鉄雄はアーミーのラボで強力なクスリを連続投与され、不思議な力を覚醒し始めていた…。

講談社の週刊ヤングマガジンにて1982年〜1990年にかけて連載された同名漫画「AKIRA」を、作者である大友克洋自らが監督し、劇場アニメ化した大作映画。漫画とアニメ、二足の草鞋を巧みに履きこなし、尚且つ一流の原画マンすら驚かせる秀逸な原画を描ける作家というのは、日本では宮崎駿今敏、そして大友克洋の3人くらいだろう。

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漫画「AKIRA」の登場がもたらした影響は数知れず、特にその緻密かつリアルな作画は、後の漫画カルチャーやアニメーションに大きな衝撃を与え、数多くの大友フォロワーを生むこととなった。そして、アニメ化された劇場版は、当時としては破格の制作費10億円と、総作画枚数15万枚という、途方も無い手間と苦労の末に完成に至り、ジャパニメーションの金字塔として今なお多くの人間を取り込み続けている。

この作画枚数15万枚という数字がどれだけ凄いのかを説明すると、ほぼ同じ時期に公開された劇場アニメである「天空の城ラピュタ」の凡そ2倍、「となりのトトロ」に至っては凡そ3倍の枚数となる。しかも、デザインや背景、小物に至るまで、全てがリアリティ溢れる緻密な作画によって行われているのだから、普通のアニメを作るのとは要求される技術も手間も段違いだ。

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本作以降、脚本・企画・オムニバスと、精力的にアニメーションの世界に参入していくことになる大友克洋だが、本作の翌年に公開されたオムニバス映画「迷宮物語」内の短編(工事中止命令)は、お得意のスチームパンク節全開かつ非常に高いクオリティとなっているので、AKIRA的な世界観が好きな人には必見の内容となっている。

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