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主に映画の話しかしません。

好きな映画『哀愁』

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好きな映画の紹介でも。今回はマーヴィン・ルロイの「哀愁

戦争によって引き裂かれた若き男女の絆と愛。そして悲劇。以下はあらすじ。

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舞台は第一次世界大戦下のロンドン。空襲警報が鳴り響く“ウォータールー橋”で出会った英国将校クローニンとバレエの踊り子マイラ。ふたりは瞬く間に惹かれ合い、翌日には結婚の約束までも交わすほどその恋は燃え上がった。しかし、時代はそんなふたりを引き裂き、クローニンは再び戦場へ。健気に彼の帰りを待つマイラ。しかしそんな彼女に届いた報せは、クローニンの戦死を伝えるものだった……。

若草物語」「キュリー夫人」のマーヴィン・ルロイ監督が手がけたラブ・ロマンス映画。戦争に駆り出された主人公を待ち続けるヒロインマイラを演じるのは、「風と共に去りぬ」で存在感を見せつけた名女優ヴィヴィアン・リー

婚約者が戦死したという知らせを受け、絶望の最中夜の街へと消えていったマイラの元に、死んだと思われていた彼が唐突に帰ってくる。最後に別れたあの日から、何一つ変わらない優しい彼と、何もかもが変わってしまった自分。予期せずして訪れた奇跡の再会は、やがて二人の運命に暗い影を落としていく…。

ロミオとジュリエットを彷彿とさせる、男女の儚い悲劇を描いた本作の見所は、ヒロイン・マイラが主人公の母親に対して、自分に起こった出来事を告白する場面に集約されている。あえて言葉では語らず(語れず)想いを伝えるその様子は何とも痛ましく、言葉に出来ない分、むしろ残酷さがより浮き彫りとなっている。

残酷な現実が作り出した、二人を引き裂く悲しき運命。その末に待ち構える切ない結末は、テーマ曲である蛍の光のノスタルジックなメロディと相まって、人の心に一陣の哀愁の風を吹かせる。

哀愁 [DVD]

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