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主に映画の話しかしません。

好きな映画『ジョーズ』

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好きな映画の紹介でも。今回はスティーヴン・スピルバーグの代表作「ジョーズ

ピーター・ベンチリーが書いた実録小説を元に、当時28歳だった若きスピルバーグが撮ったサメ映画の金字塔。以下はあらすじ。

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平和な海水浴場に突如出現した巨大な人喰い鮫。観光地としての利益を求める市当局によって対応が遅れ犠牲者の数は増すばかりとなるが、遂に警察署長ブロディと漁師クイント、海洋学フーパーの三人の男が鮫退治に乗り出す。

USJにもアトラクションを構える、スピルバーグの代表作中の代表作。配給を行なったのは、1925年のサイレント映画「オペラの怪人」に始まり、「魔人ドラキュラ」「フランケンシュタイン」「ミイラ再生」「透明人間」「狼男」そして「大アマゾンの半魚人」など、これまで数多くの怪物映画を生み出し、怪物に関する版権すら保有しているモンスタースタジオ・ユニバーサル。

それらの怪物映画群を浴びるように観てきた生粋のモンスターギークスティーブン・スピルバーグと、怪物の殿堂ユニバーサルによるこの上なく幸福なコラボレーションは、「サメ映画」という新たなジャンルを生み出し、劇場に訪れた観客を恐怖のどん底に叩き落とした。

スピルバーグは本作において、主役であるモンスター(サメ)の姿をなかなか見せようとせず、観客を焦らしに焦らせたところで、ここぞとばかりに一気に登場させるという、いわゆる「スピルバーグ焦らし」を披露しているのだが、これは計算によって演出されたものではなく、映画用に作ったサメロボット(通称ブルース君)が故障の連続を起こすせいで、仕方なく登場シーンをカットしただけという、偶然によって生まれたものだ。

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本作は後にスピルバーグ組として欠かせない存在となる盟友ジョン・ウィリアムズとの初タッグが結成された記念すべき作品であり、その印象的かつ恐怖感を煽るメインテーマは、アカデミー賞で作曲賞を受賞するに至った。だが、このメインテーマ自体には実は元ネタがあって、それはストラヴィンスキーが作った「春の祭典」だ。

撮影当時、あまりの若さにキャストやスタッフの誰もが言うことを聞いてくれず、加えて度重なるロボットの故障で撮影が難航し「なかなかに苦い思い出となった」と回顧するスピルバーグだが、その中で唯一協力的だった同年代のリチャード・ドレイファスは心の拠り所だったという。感謝の印として、次作(未知との遭遇)では主役に抜擢されるのだった。