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主に映画の話しかしません。

好きな映画『キック・アス』

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好きな映画の紹介でも。今回はマシュー・ヴォーンの「キック・アス

正義の心で悪をKILL。情け容赦を知らない少女は、悪党どもに死と罵詈雑言を浴びせにかかる。同名のアメコミを原作とする、フツーの人間たちが織り成すちょっとカゲキなコスプレ映画。以下はあらすじ。

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コミックオタクでスーパーヒーローにあこがれる高校生デイヴは、ある日、インターネットで買ったスーツとマスクで、ヒーローとして街で活動を始める。何の能力も持たない彼はあっさり犯罪者にやられるも、捨て身の活動がネット上に動画で流され、“キック・アス”の名で一躍有名になってしまう。そんなある日、いつものようにヒーロー活動をしているところに、謎の覆面少女“ヒット・ガール”が現れて…

超能力者も怪力男も、モンスターすらも登場しない本作は、コミックヒーローに憧れるオタクの青年デイブと、彼を取り巻くフツーの人々を描いただけの、痛い人間による痛い日常を描く青春映画…になるはずだった。

街を裏から牛耳る巨大な悪ことフランク・ダミーコに母親を奪われた少女ミンディは、父親であるデイモンによる極悪スパルタ殺人教育を一身に受けた少女型殺人マシーン。亡き母(妻)の復讐に燃える二人は、本来主役であるはずのデイブを差し置き、組織に対して全面戦争を仕掛けていく。

撮影当時、11歳でヒット・ガールを演じたクロエ・グレース・モレッツは、この作品がキッカケで注目を浴び、以後のキャリアに繋がる大きなステップアップとなったものの、彼女が本編で放つ放送禁止用語雨あられや、数々の残虐描写は当時大きな物議を醸し、「子供が悪党を血祭りにあげる悪趣味映画」として批評家の間でも賛否両論意見が分かれた。

その過激な内容から、どのスタジオに企画を持ち込んでも「ヒット・ガールの設定を変更しろ」と求められたため、最終的には監督自身が製作費を調達することで、自主映画として公開に至った本作だが、蓋を開けてみれば公開週末3日間で(北米だけで)2000万ドルを稼ぎ出す大ヒット作となり、数多くのヒット・ガールフォロワーを生むに至った。

この映画から学ぶことは二つあって、一つは「自分の正義は他人にとっては悪」ということ。そしてもう一つは、「地雷は自分から踏みにいくものではない」ということだ。

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可愛さ余って憎さ百倍…どころか、千倍になって返してくる、虐殺の天使ヒット・ガールが送るやり過ぎマーダー・ライドショー。